損害賠償に備える必要性
もしも、貴社が他人の身体・財物にかかわる事故(対人・対物事故)を起こした場合、高額な損害賠償を求めらる可能性があります。賠償保険とはそのようなリスクを回避するための保険です。帰社の事業活動による事故発生時の対応をバックアップいたします。
具体的な事例:建設業の場合
工事にかかわるリスク
ケース1
建設現場で基礎工事中に誤って地中に埋設されていた水道管を破損してしまった。水道管修理に必要な損害賠償請求を求められた。
ケース2
トンネル工事中、坑内で使用していた機械が操作ミスにより傾き、現場に設置されていたシート張作業台車(リース)に突っ込んだ。シート張作業台車の修理費用の損害賠償請求を求められた。
具体的な事例:運送業の場合
受託貨物にかかわるリスク
ケース1
運転手が荷物を運びこむ際に「天地無用」の表示を確認せず、指定外の置き方をしてしまった。収容物が取り扱いに注意を要する精密機械だったことから、積荷を運び込んだ先で、当該機械が一部損傷、使用できなくなっていることが発覚し、当該機械に関する損害賠償を求められた。
ケース2
展覧会の開催のため、特殊車両により美術品の輸送を行った。開封してみると美術品にヒビ割れ等の損害が発生したため、損害が生じた美術品に関する損害賠償を求められた。
具体的な事例:飲食業の場合
食中毒にかかわるリスク
ケース1
店舗従業員がノロウイルスにかかっていることに気付かず、毎日厨房にたちメニュー商品を提供していたところ、保健所からの報告により数十人の来店客からノロウイルスが検出されたため、保健所による店舗調査が行われ、その結果、従業員の罹患が判明。保健所より5日間の営業停止処分を受けた。
具体的な事例:医療機関の場合
サイバーリスク(情報漏えい)
マルウェア感染で
個人情報が漏洩
病院職員が、不審なメールを開封。メールに仕込まれていた、情報摂取を目的としたマルウェアに感染し、患者の病名など個人情報が漏洩した。
インターネット経由とは限らない情報漏洩
患者の個人情報や病名などが記録されたパソコンが盗まれていた。中には約5,000名分の情報が入っていた。
対人事故の恐れ
病院ネットワークを狙った
サイバー攻撃
病院のネットワークがサイバー攻撃をうけ、ネットワークにつながっていた手術用の機器が使用不能になった。手術を予定していた患者の容体が急変したが、ネットワークの安全性が確保できず、手術を再開することができなかった。
その他にも様々な高額な損害賠償事例があります
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ケース1
施設の排気管が詰まり爆発事故が発生、付近の建物や車両を破壊し通行人も怪我をした。施設運営上の安全対策に問題があったとして、損害賠償請求された。 -
ケース2
製造・販売した菓子に異味・異臭がするとして消費者からクレームが殺到。菓子メーカーは仕入れた原材料が原因であったとして、原材料を納品したメーカーを訴えた。 -
ケース3
マンション天井裏のスプリンクラー設備かっら漏水し、戸室に水ぬれ被害が発生した。設置業者が繁忙期のため水圧チェックを怠ったことが現員であるとして、訴えられた。 -
ケース4
飲食店で製造・販売した弁当を食べた約300名が、下痢・腹痛などの症状を訴えて入通院した。検査の結果弁当からO-157が検出された。 -
ケース5
自転車でコンビニエンスストアの店頭を通りかかった通行人が、段ボールの上に放置された折り畳みコンテナ(商品配達用プラスチックケース)につまづき転倒。腹部を強打し骨折した。